運営会社の決算情報から安全なポイントサイトを探す

ポイントサイトの安全性を評価するには様々な方法がありますが、今回はポイントサイトの運営会社の決算情報から安全なポイントサイトを考察したいと思います。

前置きとして、決算情報を公開している会社は非常に限られています。有料の企業信用調査会社を利用すれば、ある程度情報を入手できますが、管理人が調査会社を利用するのは厳しいと言わざるを得ません。

そんな理由で、無料で決算情報を取得できる上場会社が運営するポイントサイトのみ調査対象としました。

今回調査したポイントサイトの運営会社は2社です。リアルワールド（げん玉の運営会社）とボヤージュグループ（ECナビの運営会社）です。

早速決算情報を分析してみましょう。

リアルワールド 決算情報から安全性を評価

リアルワールド（げん玉）の売上高は年々増加しています。売上高の増加に伴い、従業員数も増え続けています。毎年黒字決算を続けていて、管理人が確認できた2009年以降の決算は毎年黒字決算で利益を出しています。純資産額、総資産額も毎年増やし続けています。

リアルワールドは2014年9月18日に東証マザーズ市場に上場。上場に伴い増資が行われたため財務体質が強化されました。また、上場することにより会社の知名度が上がり、新卒採用などで上場メリットを享受できます。

以上、決算情報をまとめると、リアルワールドは全てにおいて右肩上がりで成長しており、ポイントサイトの安全性としても、リアルワールドが運営するげん玉の安全性は非常に高いと判断できます。

続いてボヤージュグループ（ECナビの運営会社）の決算情報を分析します。

ボヤージュグループ 決算情報から安全性を評価

ボヤージュグループ（ECナビの運営会社）の売上高は年々増加しています。経常利益段階では毎年黒字決算を続けていて、管理人が確認できた2009年以降の決算は毎年経常利益段階では利益を出しています。特に、直近2年の急成長は凄まじいものがあります。純資産額、総資産額も毎年増やし続けています。

ボヤージュグループは2014年7月2日に東証マザーズ市場に上場しました。上場に伴い増資が行われた結果、財務体質が強化されました。純資産額が今年大きく増加した理由はそこにあります。

上場することにより会社の知名度が上がり、新卒採用などで上場メリットを享受できます。実際テレビ東京の経済番組で、ボヤージュグループの担当者が上場後採用がしやすくなったとコメントしていました。

以上、決算情報をまとめると、ボヤージュグループはポイントサイトとして企業規模が最大級で、上場後さらなる成長が予想され、ポイントサイトの安全性としても、ボヤージュグループが運営するECナビの安全性は非常に高いと判断できます。

今回はポイントサイトの運営会社の決算情報からポイントサイトの安全性を評価してみました。運営会社の資本金、ポイントサイトの運営期間、会員数など、その他の安全性を図る指標と併せてポイントサイトの安全性を評価するとよいと思います。